来るべきチャンスをものにするために力を溜める時期もある。

来るべきチャンスをものにするために力を溜める時期もある。

仕事が取れなくて心が折れそうになるときは?

「仕事が取れなくて心が折れそうになる。」

文章コーチングを卒業した受講生からの言葉に、過去の自分を照らし合わせ、胸が熱くなりました。当時同じような状況で私も心が折れそうになっていました。なぜ自分ばかりこんな目に合わないといけないのか?誰かを責める気持ちばかりでした。今になって思えば、辛く苦しいことはギフトだと試練を与えてもらっていたんだと、独立起業した者はみな試練を与えられます。

試練は乗り越える者だけに与えられるとよく言いますが、じつは乗り越えられる人はごくわずかです。道半ばで心が折れるのはなぜか。数学の公式のように正しい答えはなく、そもそも需要がなかっただけかもしれないし、運がなかっただけかもしれない。努力をした者がみんな報われるなんて綺麗事を言うつもりもありません。

ただ、これだけは事実です。成功した者はみんな努力してます。自分を信じて努力を続けていました。少なくとも当時の私のように「誰かのせいにして成功した人はいない」与えられた試練に喜びを感じ、光があると信じて日々を懸命に生きるしかありません。心が折れそうになることはあのイチローだってあるのです。

WBC(野球の国別世界大会)で不振にあえいでいたイチローはチームを引っ張るどころか、打てない自分がチームの足を引っ張っている。もう、ダメだと心が折れそうになったそうです。それでも折れなかった。折れずに今までやってきた自分を信じて必ずやってくるチャンスをものにするために、その瞬間を虎視眈々と。WBC決勝の韓国戦、3対3で迎えた延長10回表ツーアウトランナー2,3塁という絶好の場面でイチローに打席が回ってきた。

韓国側のペーハミングコールが沸き起こる中、バッターボックスのイチローは怖いくらい鋭い眼光でピッチャーと対峙していました。ツーボール、ツーストライクと追い込まれたイチローは何を思ってバットを握っていたのでしょうか。韓国も日本にだけは絶対に負けられない想いがあります。韓国側ベンチの全員が立ち上っています。ピッチャーが投げた渾身の8球目を、イチローはセンター前に弾き返しました。

実況の「打ったぁ~」解説の清原氏の「よっしゃー」という叫び声がほぼ同時に聞こえました。イチローはいつものように一塁ベースの上でその表情を崩しません。これが決勝タイムリーとなり、日本は世界一に輝きました。イチローはインタビューで「苦しいところから始まって、苦しさから辛さになって、辛さを乗り越えたら痛みが来て、心が。でも、最終的に笑顔になれた。日本のファンの人たちに笑顔を届けられて最高です」心が折れそうになったときほど、虎視眈々とチャンスを狙いましょう。折れなかった者にだけその瞬間はやってきます。